せどりの黒字倒産とは?あなたが「せどり難民」にならないように気をつけること

アダチです。

今回は、せどりの「黒字倒産」について詳しく解説していきます。

せどりって、「安く仕入れて、高く売る」という極めてシンプルなビジネスモデルで誰でも稼げると言われています。

手軽に稼げるということで、最近ではせどりを始めて稼げるようになって、テンションだけでサラリーマンを辞めて専業として独立する方も近年多く見られますね。

しかしながら、それと同時に、せどりに挫折してサラリーマンに元戻りする方も一定数いらっしゃいます。

テンションだけで専業になったわは良いのだが、モチベが続かなかったり、アカウント停止などの理由で稼げなくなる、

また、数字上では利益が上がっているのは良いのですが、資金が回らなくなって、資金繰りが困難になる「黒字倒産」に陥る方もいらっしゃいます。

稼ぎやすい「せどり」なのですが、稼ぎやすいが故に「黒字倒産」により、せどり難民になる方が非常に多いのです。

黒字倒産とは?

黒字倒産とは「利益は計上されているのに運転資金や手元に残っている資金が無くなるのが原因で倒産」することを指します。つまり、キャッシュフローが尽きてしまったということです。

在庫を抱える「せどり転売」は、資金回転を良くしないと不良在庫を抱えて、黒字倒産になりやすいデメリットがあります。特に月に2回しか売上金が入金されない「アマゾン」に依存しすぎていると危険です。

せどりで黒字倒産に陥るケースは、例えばこのようなケースで起こります

・クレジットカード枠50万円を使って「せどり」をしている
・貯金は全財産で20万円あります
・儲かる商品が50万円分あったので、クレジットカード枠50万円を使って仕入れました
・アマゾンに商品を納品
・商品の売れる回転が遅かったので予定の半分程度(売り上げ15万円)しか売れなかった
・月末にクレジットカードの支払いが50万円分あるのですが、手元には売り上げ15万円、貯金20万円しかありません
・売り上げ15万円、貯金20万円の計35万円を払っても「15万円」の資金ショートが発

黒字倒産は、数字上利益が出ているのですが、このように在庫が売れていかずに、支払日になっても資金ショートしてしまい支払い期限までに間に合わない状況になってしまう状態になります。

実は、私も「黒字倒産」になりそうな過去があったんです。

アダチも過去、黒字倒産になりそうな時がありました

こんなアダチも過去、黒字倒産に陥りそうな過去があります。

当時は、

・無在庫ギター輸出
・カメラ国内転売

の2手法で利益を上げていました。

当時のギター輸出は、1個売れたら5万〜10万円の利益がガンガン売れて、結構な額の利益を稼いでいました。

利益が上がっていることを良いことに、在庫管理もしない、月利計算も適当にしていたんです。プライベートとビジネスの口座、クレジットカードも一緒にしていたので、在庫がいくらあって、支払いにいくら払うかというのも全く理解していませんでした。

数字上の利益が100〜150万円と出ていることを良いことに、何十万円も高額塾に投資したり、旅行に行ったりして結構な額を使っていたと思います。

ある時、確定申告時の税金の支払いや、外注費用をまとめて払う時に、資金が全然足りないことが発覚。。

在庫を切り崩しても厳しい状況に追い込まれました。

このままでは、ヤバいということで外注さんと契約を打ち切ったり、在庫をトントンで売り払って資金をなんとか工面することになりましたが、それでも足りずに結婚時から貯めていた貯金を切り崩すことに。

あの時は、修羅場でしたねw  あの時ほど、貯金の重要性を感じたことはありません。

そんな感じでなんとか切り抜けたのですが、それからというものお金を管理の徹底を義務つけるようになりました。

数字上の利益を見て稼いでいるというのは錯覚です。在庫がどの程度あるのか、税金のことを考えると余計なお金は使えなくなりました。

せどりで黒字倒産が起きる3つの理由

せどりで黒字倒産が起きる理由は大きく分けて3つあります。私はこの3つの理由により、黒字倒産に陥りそうになったのであなたも気をつけて下さいね。

在庫管理を明確にしていない

自分のトータル在庫金額を把握していないのは、黒字倒産になる主な理由です。在庫管理は、月末に必ずしましょう。

月末にいくらの在庫があるのかを明確にして、今現在の資金がいくらあるのか、いくら使えるのかを自分で把握することが重要になります。

私の場合は、毎月ごとにエクセルで、月末にある時点の在庫の「商品名」「仕入れ値」を記載して、トータルでいくら在庫額があるのか計算して保存しています。

高額な在庫を抱えている

せどりに慣れてくると、少しくらい高くても「ロングテール」で見れば儲かりそうという理由で、高額商品を何十個と仕入れるケースもあると思います。

高額商品を長い間、在庫保管していると、資金的に圧迫するようになります。

私は、中古カメラを扱っているのですが、転売塾によっては何十万円の高額カメラ、レンズを売った方が利益がでるということで、塾生は高額商品ばかりを扱っていたとのこと。

しかし、高額商品ばかり扱っても、1円オークションでは上がりづらい、定額でも中々売れないといった理由で逆に赤字で借金を抱えるような人もいたそうです。高額商品の扱いは注意が必要です。

アカウントに依存しすぎている

特に「アマゾン」に依存しすぎていると、場合によってはいきなり真贋調査が入って、売り上げ金が保留される可能性もありえます。

販売をアマゾン頼りで、売り上げが保留されてしまうと、入金されるはずのお金が入ってこないで、クレジット払いのの期日に間に合わないというケースもありえます。

プラットフォーム依存は本当に怖いですね。

せどりで黒字倒産しないように意識すること

せどりで黒字倒産しないように意識することは3点あります。

1円単位で細かく在庫管理、収支計算をする

前述したように、在庫がいくら月末にあるのかを正確に把握しましょう。

また、収支計算も月ごとに1円単位で正確に計算することも必須です。

販路ごとに出品手数料が異なったり、送料も地域ごとに異なっていますが、それぞれの販路の手数料、地域送料を把握して収支計算するようにしてください。

ちなみに私が黒字倒産しそうになった時、

・在庫管理をしていなくて、在庫トータル金額を把握していない
・収支計算の送料や手数料も適当に計算

こんな適当に資金管理をしていたら、黒字倒産になるのも当たり前ですよね。

商品回転を上げて、売り切る期間を決める

基本的に仕入れる商品は、不良在庫を抱えないように「1ヶ月で売り切れる」商品のみ扱うことをオススメします。

そのためにも、アマゾンのモノレートや、オークファンを見て、直近30日間で確実に売り切って、尚且つ利益が出る商品を仕入れることを意識しましょう。

1ヶ月経っても売れないという場合は、時には損切りも必要です。赤字で売り切ってしまいましょう。アマゾンで売れなかったら、メルカリやヤフオクで売り切っちゃいましょう。

赤字は痛いですが、資金を円滑に回すためには、損きりは時には必要です。

プライベートとビジネスの口座を分ける

せどりで使う資金を明確にするためにプライベートで使うお金と「せどり」で使うお金は、別々にすることが必要です。

そのためには、クレジットカードや銀行口座は「プライベート用」「ビジネス用」と分けて区別するようにしましょう。

もし、クレジットカードや銀行口座が1つしかないという方は、せどり用にそれぞれ新規作成することをオススメします。

まとめ

今回は、せどりで黒字倒産にならないように気をつけることを中心に解説していきました。

たしかに「せどり」は稼ぎやすいです。稼ぎやすいが故に油断して、仕入れすぎて自分の資金管理がおざなりになっている方もいらっしゃいます。

仕入れや在庫がないアフィリエイトでは、資金管理をそこまで徹底する必要がありませんが、資金が必要な「せどり」は攻めだけではなく、守りもしっかりやっていかないとオワコンになってしまいます。

数字を見ると利益がでているはずなのに、全然お金が残っていなくて、キャシュフローが悪くなり「黒字倒産」することも十分考えられます。

こちらの記事を参考に、資金や収支管理を徹底して、今自分がいくら在庫があって、いくら粗利があるのかを把握するようにしましょう。

資金を明確にするために「せどり転売」で生計を立てているかたは、1年のうち1ヶ月は、仕入れをストップして、在庫を全て売り切る期間もあってもいいと思います。

参考になれば幸いです。

中古カメラせどり解体新書を無料で読めます

僕は土木作業員を退職後、海外に逃亡して
その後、カメラ転売に出会って独立起業しました。

現在は、独立10年 法人5期目の一人社長として活躍中。

ブログに書けない話は無料メルマガで発信しています。

無料メルマガにご登録いただいた方に、期間限定で
中古カメラせどり解体新書を無料プレゼントしています。

メルマガ限定で今だけ無料で見れます

↓↓


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です