アダチです。
今回は、カメラ転売の検品方法、動作確認方法を解説していきます。
今回は「カメラ編」です!
カメラ転売で扱う商品は中古品なので、1点1点検品する必要がありますので、こちらでは、分かりやすいように中古カメラの動作確認方法を動画付きで解説していきますので是非参考にしていただければと思います。
Contents
デジタルカメラとフィルムカメラの違い
カメラは大きく分けて「デジタルカメラ」と「フィルムカメラ」があります。検品方法もカメラの種類によって、異なりますので「デジタルカメラ」と「フィルムカメラ」それぞれの違いを理解しましょう。
デジタルカメラとは
デジタルカメラは、名前の通りデジタル写真を撮影するカメラになります。
- 一眼レフカメラ
- ミラーレスカメラ
- コンパクトデジタルカメラ
大きく分けて3種類のデジタルカメラがあります。
フィルムカメラとの違いは、写真をフィルムに現像するか、メモリーカードに現像するかが異なります。紹介した3種類のデジタルカメラは全てメモリーカードで現像していきます。
上の画像のように、メモリーカードを入れる箇所があればデジタルカメラだと把握することができます。
フィルムカメラとは
フィルムカメラとは、フィルムを記録媒体として使用するカメラのことです。デジタルカメラができる前は、フィルムカメラが使われていました。
- 一眼レフカメラ
- コンパクトフィルムカメラ
- 二眼フィルムカメラ
- 大判カメラ
- 中判カメラ
- レンジファインダー
大きく分けて6種類のフィルムカメラがあります。
デジタルカメラは、メモリーカードで写真を現像するのに、対して、フィルムカメラはフィルムを使って現像します。
上の画像のようにカメラ背部や底部にフィルムを入れる箇所があればフィルムカメラだと判断すれば良いです。
デジタルカメラの検品方法
それではデジタルカメラの検品方法をご紹介していきます。まずはこちらの動画をご覧ください。
外観
カメラの外観を見て、破損している箇所やグリップの浮きなどがないか確認します。特にカメラ背部の液晶面にキズや剥がれがあると相場に影響するのでしっかりと確認していきましょう。
通電確認
バッテリーを入れて、通電確認をします。バッテリーを入れてシャッターを切っても画面にエラー表示を出ることがある時は、壊れている可能性が高いです。
バッテリーを入れて、通電しない時はバッテリーが劣化していて充電0の場合があるので、バッテリーを交換するか、充電してから再度、通電確認しましょう。
シャッターが切れるか
実際にシャッターを切って、動作確認をしていきます。たまにシャッターが切れない時がありますが大抵は「レンズなしレリーズ」「カードなしレリーズ」が設定されていることでシャッターが切れない事がほとんどですので、設定を解除しましょう。
設定を解除しても、シャッターが切れない場合は壊れている可能性があります。
レンズをつけてAF確認
オートフォーカスのレンズが稼働するか、実際にレンズをカメラにつけて確認します。
オートフォーカス用のレンズを付けて、シャッターを半押しして、オートフォーカスが効けばOKです。オートフォーカスが動かない場合はレンズかカメラが故障している可能性があります。
そのため、検品用の安いAFレンズを各メーカー準備しておきましょう。
ファインダー内
ファインダーとは、カメラのレンズに写っている像を見る装置のことです。カメラの上部真ん中か、左上についている小窓のようなものです。
ここにホコリや、カビが入っていないか確認します。多少のカビやホコリが入っていても撮影には影響ありませんが、説明文に記載しないとクレームの原因となりますので、しっかりと確認しましょう。
ファインダー内にチリが入っているように見えても、カメラ前部のファインダー内をブロワーで吹くとホコリが取れる場合があるので、検品する前にサッと吹いてあげましょう。
フィルムカメラの検品方法
フィルムカメラの検品方法を解説していきます。まずはこちらの動画をご覧ください。
外観
フィルムカメラは、外観が命です!外観が汚いと価格が一気に下がってしまいます。特にカメラのペンタ部に凹みがあると、一気に値段が下がります。
しっかりと外観チェックをしていきましょう。
ファインダー、ミラー
フィルムカメラもファインダー内部にチリやカビがあるかを確認します。少々のチリがあれば、撮影に問題ありませんが、大カビや曇りがあると影響する場合がありますのでしっかりと説明文に記載するようにしましょう。
またミラーはカメラを正面から見た時に見えます。チリやカビなどがないかチェックしましょう。
ここにチリなどがあると確かに視界は悪くなりますがフィルムカメラの特性上、写真には影響がないので、ここにカビなどがあっても気にせず購入される方もいるのでそこまで敏感になる必要はありません。
モルト
ミラーボックス内や裏蓋を開けたときの上下の溝などに貼られている黒いスポンジのような素材をモルトと言います。経年劣化で、モルトが取れていたり、破れがある場合があるので確認していきます。
シャッタースピード
シャッターボタンの横にあるシャッタースピードが正確に切れているかを確認します。
B,1,2,4,8,15,30・・とシャッターを実際に切って、シャッタースピードが正確に切れているか確かめましょう。ちなみにBというのは、シャッタースピードを自分で調節するバルブという意味です。
セルフタイマー
セルフタイマーはカメラ全面にあります。セルフタイマーのレバーを引いて、シャッターを押すとしっかりとタイマーが効いているのか確認していきましょう。
露出計
露出計は、光の強度を測定し、設定すべき露出値を割り出すための機械のことを言います。多くのフィルムカメラには、露出計が搭載されてるので、しっかりと動作するか確認する必要があります。
露出計が不動で壊れている場合は、相場価格が安くなります。
確認方法は、フィルムカメラに専用の電池を入れて、レンズを付けてから、明るいところ、暗いところを写しながら、ファインダー内の露出計の数値が変化しているのか見ていきます。
フィルムカメラの電池を入れる箇所は、大体が底部にあるので、専用の電池を入れて確認していきましょう。
フィルム幕
カメラの背部を開けて、フィルム幕にヨレや破れがないかを確認していきます。
写真を撮影してまで検品するの?
検品というとどこまでやって良いのか迷うところです。
完璧にやろうとすると、写真を撮影して現像して、しっかりと写真が写っているのか見ていく必要があります。これを1台1台確認していたらコストもかかるし、なにより膨大な時間がかかってしまいます。
写真を撮影して、現像してまで検品する必要はありません。そこまでやってるセラーは皆無でしょうし、実際のカメラ店もそこまで検品していないです。
カメラの検品は、こちらで紹介した検品方法を実践するだけで大丈夫です。
まとめ
今回は、カメラ転売においての検品方法「カメラ編」を解説していきました。
今回の検品方法でも、わからないことがある場合などは、カメラ、レンズメーカーにはお客様相談窓口がありますので電話して問い合わせることも可能です。
またフィルムカメラは機種によっては、検品の仕方が難しいモノがあるのも事実です。もし検品方法が分からないという方は直接、私のメルマガに返信ください。検品方法などをメルマガ内で丁寧に指導させていただきます。
またレンズの検品方法はこちらの記事をご覧ください。
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