10円ラーメンを食べるだけのために5時間の行列に並んだ過去「機会損失」

どうもアダチです。

 

いきなりですが「機会損失」っていう言葉知ってますか?

簡単にいうと目の前のお金ばかり追いかけていると、
結果的にお金を捨てることになるよということです。

先日、大学時代の友人と久々に飲んだのですが、
話を聞いていくとまさに機会損失しているなあと
思うことばかりだったので、ブログでシェアしていこうと思います。

 

その友人は僕の2個上で、建築会社で職人として従事しながら副業をやっています。

やっている副業は転売ビジネスで、実は僕が過去に教えた生徒の一人でした。

彼は、初めは苦労しましたが仕事が終わったあとや休日を削って
月に25万円ほど稼げるようになったのです。

職人としての給料が手取りで20万円程度だったので、彼は本業の収入を超えるお金を
自分で稼げたことに喜んでいました。

しかも彼の職場は、残業なし週休2日制と謳っているけど繁忙期になると
朝5時出勤、夜21時まで残業の毎日で、また休日もない状態で
3週間連続で働くこともあるようなブラックな会社だったのです。

残業代も休日出勤費用もそこまで出るわけではなく・・。
かといって職場の人間関係も良好なわけでもなく・・。

しかも彼は結婚していて、最近生まれたばかりの赤ちゃんを入れて2人の子供の父親です。

共働きなので仕事が終わったらたまに子供を幼稚園に
職場からそのまま作業着姿で迎えにいきます。

帰宅したら副業をやるか、子守をするか、家事洗濯をするかで
自分の自由時間など一切ありません。

言ってみれば人生のほとんどの時間を職場と家族に捧げるのみ、
睡眠時間も毎日4時間程度で
よくやっていけるなあと個人的に感心していました。

そんな過酷な状況で副業で結果が出たのだから、僕は彼に

「それなら本業辞めちゃえばいいじゃん」

と言ったのですが、彼は「いやー、悩むけどやっぱ辞めるのは怖いわ・・」
一瞬悩みましたがそれを固辞。

転売ビジネスは、自分が動かないと収益が発生しないので
やる気に左右されるし、収益の増減も激しいので
やはり本業の安定収入には変えがたく、
今でも変わらず造園会社で働いているとのことでした。

しかも彼の職場は、ブラックな労働環境以外にも
人間関係が劣悪で、人が入ってもすぐ辞めてしまうので
常に人手不足な状態らしくそれを既存の社員が補うので
一人に対する負担が多すぎて、
残業過多、休日出勤せざるをえないような状態のようです。

また現場系の仕事ってヤンチャな人間が多く、
ちょっとしたことがきっかけで喧嘩になったり、
人間関係にヒビが入って社内でも口を聞かない人もいるで、
造園会社の社長も現場に一緒に行かせる人に毎日悩んでいるとのこと。

そんな状態である日、彼の上司がいきなり退職届も出さずに
辞めてしまったのです。

 

その上司は、超絶ブラックな人間で現場で一緒になる新人に対して
仕事ができようができまいが、とにかく罵声を浴びせ続けます。

「こらー」
「違うじゃねえか」
「何聞いてんだよぼけ」
「もうどけよ!」
「死ね!」

とにかく汚い言葉を連呼。

その上司の写真を見せてもらいましたが、
ド太い額縁のメガネにパンチパーマ、異常に大きく開いた目、
汚いタンクトップ姿・・一瞬でやばい雰囲気を感じとりました。

こんなブラックな上司がいるので新人はすぐに辞めていきます。

あまりにも新人が辞めていくので
会社側もそんなブラックな上司の処遇に困って、
上司だけ遠方の現場や一日中土入れをするような過酷な現場に行かせて
強制的に辞めるように仕向けたのです。

 

結局、上司は辞めないので社長の息子が会社内で辞めるよう
説得することになり、そこで言い争いになり社長の息子の胸ぐらを掴んで
もみ合いの喧嘩になり、強制解雇という処置が取られました。

その結果、上司が退職してしまったのです。

ただ上司はこの処置を不遇だとして会社に対して
裁判を起こして、200万円の損害賠償請求をして争いました。

結果は、上司の勝ちで200万円を手に入れたとのことです。

上司の年齢も50代、建設業界でパワハラ上司との噂も広まってしまったので
再就職も難しく、今はヤクザ系のグレーな建設会社で
重い資材をただ積むだけの仕事をしているようです。

 

ブラックな上司が退職したのはいいことですが
大変なのはその穴埋めをする友人です。

新人も育っていないので、今まで上司が行ってた現場も
任されるようになり、繁忙期だけだった残業や休日出勤が
毎月のように彼にのしかかってきたのです。

 

そのせいで頑張っていた転売ビジネスの時間を削減せざるをえなくなり
副業収入も月2-3万円まで落ちて、結局本業だけの収入に頼らないといけない状況に
なってしまったのです。

残業続きのせいで、子供の迎えにもいけなくなり、休日出勤のせいで
まともに子供と遊ぶ時間も取れません。

上司が抜けたことにより、体力的にもしんどくなって
帰宅するとクタクタで疲れて寝るだけの生活です。

彼と話しているときもため息かりで疲れていて、
目にも生気が全く感じられなかったです。

 

彼を見て僕はまさに「機会損失」だなと感じました。

なぜなら、彼は副業で転売ビジネスで25万円を稼げるようになったにも
関わらず目の前の手取り20万円を選択したからです。

仮に会社を辞めてもっと時間が増えれば
転売ビジネスで月100万円以上稼ぐことも十分可能です。

彼の本業での収入は月20万円程度ですが
もし本業を辞めて将来的に転売ビジネスで月100万円稼ぐと仮定すると
目の前の本業の収入を優先することによって、80万円の収益を捨てていることになるのです。
(1ヶ月で換算すると約27000円)

彼からしたら家族のために毎日朝から晩まで死ぬ気で会社で働いてるつもりなのに
目の前の利益を優先したがために、毎日約27000円捨てていることになります。

さらに残業続きでくたくたになりながら家に帰って寝るだけなので
夫婦仲も冷めきっているようです。

仮に会社を辞めて転売ビジネスだけに時間を費やせば
残業せずとも、休日出勤することもありません。

毎日、余裕を持って子供の送り迎えも行けるし、
夜は奥様に変わって、子守もできます。夫婦仲も冷え切ることもないでしょう。

まさに「機会損失」の好例です。
友人はお金を減らしたくないのにお金が減る選択を意図的にしているのです。

 

「機会損失」を知って世間見てみると多くの人が
機会損失していることに気がつきます。

 

朝の通勤ラッシュなんて、まさにそうです。

特に都心に勤めている人に該当するのですが
家賃が安いからとか立地条件がいいとかで家を建てたのに
家から会社が遠いため、毎日通勤ラッシュと重なって、
満員電車に乗って毎日苦痛になりながら通勤する、
または渋滞に揉まれながら車通勤をする光景をよく見ます。

たしかに都心に家を建てると家賃が高いので、郊外に家を建てるのは
理解できますが、中には通勤に毎日往復4時間かかる人もいるようです。

往復4時間だとすると1ヶ月で120時間以上をただの通勤に費やしていることになりますね。

120時間もあればネットビジネスであれば副業で月10万円程度なら稼げてしまいます。

仮に都心の家賃と郊外の家賃が5万円の差があるとすれば、
家賃を上げて、通勤時間を減らして、空いた時間を副業に当てた方が
結果的に手元にお金が残ることになります。

このように機会損失しないことを意識するだけで
長期的にみると得することになるのです。

本業の収入や普段払っている家賃や電気代などは可視化しやすいので
ついつい節約をしたり、目の前のお金を取りにいきがちですが
実は損していることもあるので、気をつけた方がいいですね。
 
 
 
僕は「機会損失」のことを友人に伝えたところ
「たしかに!」と頷いていました。
 
 
しかし彼はかなりの倹約家で久々にせっかく飲みに出かけたのに
乾杯のビールを一杯頼んだだけでその後は、格安のホッピーを飲み続けていたのでした。

注文するのもワンコインで頼めそうなおつまみみたいな料理ばかり、、
 
 
お酒も回っていい気分だったので2軒目を誘ったのですが、
彼は、明日も朝から仕事なようで
「明日も仕事だから先に帰るわ!」と徒歩で帰ろうとしたのです。
タクシー代がもったいないからという理由で。
 
 
ちなみに彼の家は2キロ以上先にあります。
ここから徒歩で帰ると軽く40分は超えるでしょう。
 
 
夜12時を回っていたので今から徒歩で家に帰ると深夜の1時で
また翌朝5時に起きないといけません。
 
 
酒の回った状態で40分以上歩いた状態で睡眠時間が4時間しかなかったら
確実に明日の朝は死ぬでしょう。
死んだ状態で会社に行っても使い物にならないこと必須です。
 
 
それならタクシー代を払って、帰って早く寝た方が
翌日のことを考えたら利口です。
2キロ程度なので1500円も出せばお釣りが来ます。
 
 
僕は「そういうところだぞ!!」
と友人に言ったら、あ、そうだったという顔を見せて
タクシーを呼んで帰っていったのでした。
 
 
 
僕自身も昔は「機会損失」については乏しい人間だったので
彼の気持ちはよくわかります。
 
 
なぜなら母親が超ケチ人間だったからです。
親も親なら子も子ということでケチが伝染したのです。
 
 
覚えているエピソードだと近くにラーメン家ができて
開店セールで10円ラーメンを食べるだけのために
5時間の行列に並んだことは今でも鮮明に覚えています。
 
 
空腹状態で5時間も並ぶとくたくたで
ラーメンを食べた時は美味しいとかそんな感情もなく、、
 
そんな感じで育てられてきたので
出費に対しては敏感で新幹線はいつも自由だし、
東京などの泊まりのセミナーに行く時は
格安の3,000円のカプセルホテルに泊まっていました。
 
タクシーもほぼ使わないし、徒歩でいける場所は
必ず徒歩で行動する毎日です。
 
でもあるブログで機会損失のことを学んでいかに
自分が無駄な行動をしていたのか思い知らされました。
 
 
僕は、典型的な「機会損失」をしている人間で
節約してるつもりでお金を捨てていたのです。
 
 
ある程度ビジネスでお金にゆとりが出てくると
時間や体力を節約知した方が結果的にお金が増えるということが
理解できるようになって
 
 
近距離でもタクシー
新幹線は指定席orグリーン車
洗濯は乾燥機
 
というように時間や体力を温存できるものに対しては
お金をかけるようになったのです。
 
 
 
これはビジネスでも同じです。
 
目先の教材などの勉強代を高いと思って
手を出さないと多くの時間を労力を失うリスクがあります。
 
それなら多少高くてもすぐに投資した以上のお金が収益化できた方が
早いと、良い教材やコンサルがあったら迷わずに買うようにしています。
 
だってその方が早いから。早く結果がでるからです。
 
 
自己流で勉強代をケチって無料の情報を漁っても時間もかかるし
仮に間違った情報を信じて行動しても
マイナスに働く悲劇が待っています。
 
 
それならサクッとお金を出して教材で勉強したり、
教えてもらった方がトータル的に考えてプラスに働きます。
 
 
このように目の前のお金をケチることで
体力や時間を消耗することが結果的に時間と肉体を疲労して、
幸福度を下げているケースが見られるので、
 
なにかを選択するときに「機会損失」を頭に入れて
行動してみてください。

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僕は土木作業員を退職後、海外に逃亡して
その後、カメラ転売に出会って独立起業しました。

現在は、独立10年 法人5期目の一人社長として活躍中。

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