「バルミューダ 熱狂を生む反常識の哲学」書評/ なぜバルミューダの家電は高いのに売れるのか

どうも、アダチです。

 

先日、バルミューダが携帯端末事業(5Gスマートフォン開発及び販売)へ
参入したことを発表しました。

 

バルミューダって、値段が高い扇風機とかトースター作ってる
海外の家電メーカーだろ?

すごいなー、でもなんでこんな話題になってるんだろう?

と疑問に思って情報を追っていくと、社長は日本人じゃないですか。

 

そう、バルミューダは日本の家電メーカーだったんです。

てっきり海外から来たメーカーだと思っていたので驚きました。

だから、日本の家電メーカーであるバルミューダが携帯端末を
作るから話題になったんですね。

 

個人的に、バルミューダが気になったので、
深堀りしてバルミューダについて、書籍を購入したり
情報を集めて、なぜここまでバルミューダが流行っているのか
考察しました。

 

考察してくうちに、なぜバルミューダがここまで高い価格帯でも
売れ続けるのか、バルミューダの戦略や、社長のえげつない行動力を
学ぶことができました。

 

よくそんなリスキーなことやるなーっと、感心しますが
ちょっと、僕には真似できないことばかりで。

 

だから、家電というレッドオーシャンな業界でも
後発組から成長できたのかと思いました。

 

では、考察していきますね。

 

バリミューダは日本のブランド

 

バルミューダは、日本の家電メーカーです。

外観の洗練さや、高単価な価格帯を見ると
アメリカの家電メーカーと思いがちですが、
ガチガチの日本のベンチャー企業なんですね。

 

これには、僕も初めて知った時は驚きました。

 

僕は、家電なんてなんでもいい、安ければいい主義だったので
家電といえば「シャープ」「東芝」「パナソニック」辺りの
昔からある王道メーカーしか買ったことがなかったのです。

 

海外の家電メーカーで、知ってるのはダイソン、サムスン、LGくらいで
本当に家電に関して無頓着でした。

 

バルミューダかー、最近よく聞くなー
また新しい海外家電メーカーが流行ってるなー、
程度の認識だったのです。

 

しかも、バルミューダは2003年に東京で設立されたので
創業して10年以上も経ってるんですね。

 

しかもバルミューダの社長である寺田さんの経歴が異色で

 

「17歳で高校中退→海外放浪→ミュージシャン活動→
工場に飛び込み、設計、製造について独学で家電の知識を習得→バルミューダを創業」

 

社長の経歴を見ると、わかりますが家電の知識がほぼ0の状態から
家電メーカーを創業しています。

 

普通だったら、どこかの家電メーカーに就職して、知識を得て
独立するか、良い大学にでて、デザインなどを学んで独立するのが
通常ですが、ほぼ独学なんですね。

 

家電を独学ですよ。独学。

尋常じゃないです。

 

そもそも、家電を一から学んで、家電を作ってブランドを
立ち上げようっていう発想になるのがすごい。

 

普通なら、リスクとか考えるじゃないですか。

もし商品を作って売れなかったらどうしよう、とか
会社を立ち上げて借金を抱えて、破産したらどうしようって。

 

しかも、なんも知られていない家電メーカーからの
スタートです。

 

そこから信頼を重ねて、売れるブランドにしていくのは
並大抵の努力がないと難しい。

 

人脈もなく、独学で知識もない状態で10年で年間100億円以上の
家電メーカーを作り上げたのは
シンプルにすごい。

 

僕は、中古カメラの転売事業とリストビジネスで収益を立てていますが
中古カメラは「Nikon」「Canon」などの信用のあるブランド力があるからこそ
毎日のよう売れていきます。

 

もし、僕が誰にも知られていないブランド品を扱うのなら
まずは、認知度を広める必要があります。

 

それははっきり言ってしんどいですよ。

 

だから、「Nikon」「Canon」などの信用のあるブランドの名前を
借りて転売ビジネスができるってことですね。

 

「Nikon」「Canon」も創業したときは
誰でにも知られていないので、いいい商品を作ったり
広告を売ったり、認知度と評判を広めたから今があります。

 

だから、一からブランドを立ち上げて、成功するのは
並大抵の努力がないと難しいんですね。

 

僕には、センスがないので、ブランドの信用を借りて
横流しする転売を選んでよかったと思いましたね。

 

また、リストビジネスも在庫が発生しないビジネスだから、
リスクなくできるんですね。

 

でも、バルミューダはなんの信用のない状態で
商品を作って、PRしていったのです。

 

もし、転けたら在庫が残って借金漬けの危機です。
それほど在庫を抱えるビジネスを1からやるのはリスクあります。

 

事実、バルミューダもリーマンショック時は
全然、売り上げがたたないで倒産危機だったときも
あったようです。

 

たとえ、評判が良かったとしても
ブランドの信用を世間に植え付けるには
多くの年月が必要です。

 

そう考えると、よくここまでの企業に育て上げたなーっと
シンプルに尊敬しかないですね。

 

社長が、創業したのが30歳のときです。

 

僕が30歳のとき何をしていたんだろうと
考えると、普通に今と変わらず、転売ビジネスをやりながら
細々と発信をしていました。

 

果たして自分が30歳の時に、バルミューダ社長の寺田のように
リスクを背負ってできたかというと無理だったでしょう。

 

成功するかどうか分からない家電ビジネスに
銀行から融資を借りて、挑戦するのって
よほどの熱量がないとできません。

 

だって、こけたら借金背負うことになるからね。
しかも、成功するまで時間がかかるのは当たり前で
成功確率も少ない。

 

寺田さんの挑戦する行動力はすごいなと思いながらも
自分は、凡人らしく再現性が高く、リスクの少ない
カメラ転売、リストマーケティングを選択したのは
間違ってなかったと思いました。

 

ただ、1から商品を作ったり、自分のブランドを立ち上げるのって
単純に面白そう。

 

だから、ある程度の資金が貯まったら、
やってみたいなーと単純に思いました。

 

なぜバルミューダは、値段が高くても売れるのか

 

バルミューダの家電は、大手家電メーカーよりも
価格帯が高いです。

 

例えば、トースターは通常の5000円前後のところ、
バルミューダは25000円と通常よりも4倍の価格です。

扇風機もバルミューダの場合、30000円以上はします。
扇風機なんて家電屋に行けば、3000円くらいで売ってますよね。

 

なのに、10倍以上の価格帯でも扇風機はバカ売れするわけです。
トースターも4倍以上の価格帯なのに売れてます。

 

これだけ、高価格でも売れるのは
バルミューダの戦略です。

 
バルミューダの社長は、高単価商品が、これだけ売れている理由として
 
みんなにモノが行き渡った時代に売れるのは「いい体験」だけなんです
 
こんな風に答えています。
 
バルミューダが高単価で売れる理由は、商品そのものではなく
商品を通した、未来、体験を売っているからこそ、高単価でも売れるということです。
 
 
 
これは、僕も、同意です。
 
 
 
ほとんどの人がモノを買う時は、モノそのものより
その商品を買ったことで得られる未来に対して購入しています。
 
 
だから、未来に対する期待値が高ければ、高いほど
値段は高くなります。
 
 
 
例えば、家を買う時なんか
3000万円とか4000万円もする大金を払って、
ローンを組んで皆、購入しますよね。
 
 
それは、マイホームという未来に対して
期待が大きいから何千万という金額を出してでも
買うわけです。
 
 
 
マイホームを買えば、
一生そこで暮らせるし
快適に過ごせる
自由自在にアレンジできる
家族みんな幸せに暮らせる
 
そんな未来を期待して、大金を出すわけです。
 
 
 
大学も同じです。
 
 
親御さんが学費1000万円を出してまで
子供を通わせるのは、大学さえ出れば
いい就職先に恵まれ、お金に一生困らないだろうと
 
そんな未来を期待してお金を出すのです。
 
 
 
でも、扇風機とかトースターって
普通に考えたら、快適な風が吹くか、パンがしっかりと
焼けるくらいしか、未来が見えないじゃないですか?
 
 
 
だから、「まあ安いのでいいかなー」
と適当に選びがちです。
 
 
 
僕自身も、扇風機は3000円程度の
ノーブランドモノを使っているし
 
我が家のトースターも5000円程度で
適当に買ったものでした。
 
 
 
扇風機やトースターに対して、そこまで未来を感じないじゃないですか?
 
 
 
でも、バルミューダの製品は、未来に対する価値を最大限に
高めているからこそ、高価格帯でも売れいるんだなと。
 
 
 

バルミューダの社長寺田さんが

 
「2万5000円のトースターは欲しくない、
でも、世界一のバタートーストは食べてみたい。
だからバルミューダのトースターを買ってもらえる」
 
 
と言ってるように、トースターの性能ではなく、
トースターを使ってできたトースト(未来)に価値を高めています。
 
 
 
たしかに、世界一のバタートーストを毎日作れるなら
25000円なら出してもいいかなと思います。
 
 
 
顧客は、トースターではなく、世界一のバタートーストを買っているのです。
 
 
 
しかも、バルミューダのトースターは、シンプルにおしゃれ↓
 
 
 
だから、インテリアとしての機能も持ち合わせています。
 
 
しかも、バルミューダのトースターが家にあるだけで
友人から羨望の眼差して見られることも少なくありません。
 
 
 
機能面は、徹底してパンを美味しくすることだけを考えられているので
シンプルです。余計な機能はありません。
 
 
これもバルミューダが徹底して、商品の訴求をシンプルにして
訴求を高めているからですね。
 
 
 
訴求がシンプルだからこそ「世界一のバタートーストは食べてみたい」と
思う人に響いて、高価格でもこれだけ売れているのでしょう。
 
 
 
ちなみに、バルミューダの社長は、新商品を作る時は、
他社を全く見ないとのこと。
 
 
 
普通だったら、ライバル他社を研究して、売れている商品のいいところを真似して
新製品に近づけていくのが普通だが、他社を全く見ないそうで。
 
 
ひたすら顧客を見ることを徹底しているようです。
 
 
 
とにかく、顧客が何になやんでいるのか
何を欲しているのかを見て、新商品を作っている。
 
 
だから、あれだけ画期的に見えるけど、
多くの人の購入意欲の湧かせる商品を作り出せるのかと納得しました。
 
 
 
 
僕もついつい、ライバルを見て比較しすぎて、
肝心の顧客のことを見ないで商品を作ったり、
発信することがあるので気をつけないと思った次第です。
 
 
 
 
結局、購入するのはお客さんだし
そこから目を離したら売れない商品を作ることになりますからね。
 
 
 

社長の行動力、やばい

 

バルミューダの社長の経歴を見ると
ぶっとんでるなーと思います。

 

20代後半で、知識のないところから
工場に飛び込んで、家電を勉強して
家電メーカーを立ち上げるとか。

 

ちなみに社長が突き動かしているのは
「社会的にムーブメントを起こしたい」という自己欲求らしいです。

 

そのために家電メーカーを立ち上げようと思うのは
シンプルにすごいですね。

 

ただ、普通にバルミューダを真似すると破滅すると思います。

 

何度もいうけど、人脈も知識も何もないところから
家電メーカーを立ち上げて、
100億円以上の企業を作り上げるのは並大抵の努力が必要ですから。

 

また、圧倒的な行動量と忍耐も必要。

仮に家電を作って売れなければ、不良在庫になるリスクもある。
結果的に倒産の可能性も十分高い。

 

そう考えると、もの凄いリスクを冒してまで
行動する社長のメンタルに素直に尊敬するしかないです。

 

凡人の僕には、やはりハードルが高い。

「社会的にムーブメントを起こしたい」というのは
わかるけど、だからといって家電メーカーを作ろうとは思わない。

 

やっても失敗していたと思う。凡人の僕にはハードルが高い。

 

僕は、ネットビジネス、カメラ転売に出会って起業することができたけど
選択は間違っていなかったと今でも思っています。

 

なぜなら、カメラは中古を扱うので相場が落ちにくいし、
たとえ仕入れミスをしても、同じくらいの価格でうれるので
赤字になってもそこまでのダメージはありません。

 

しかも、一品辺りの単価が高いので
一人で少ない個数で100万円前後を稼ぐことができます。

 

カメラレンズは、1年中売れるし、Nikon、Canonのブランドイメージは
強いので、国内、だけでなく海外でも売れていきます。

 

在庫を抱える物販ビジネスの中でも圧倒的にリスクなく
稼げる「中古カメラ」と選んでよかったと心から思います。

 

また、もう一つの収益源であるリストビジネスも
在庫が発生しないビジネスモデルなのでたとえ、
商品が売れなくてもダメージが0なのは大きなメリットだなと改めて感じました。

 

ただ、バルミューダの社長のように大きな夢があるのはいいことなので
最近、たるみがちで、いつもとおり安心しきった状態で
生きている自分に喝を入れられました。

 

自分も何か大きな夢があったら挑戦したいと思いました。

 

ただ、家電メーカーのように一から在庫を持つビジネスは
莫大な資金を持ってからでも遅くないと思うので
とにかく目の前のやるべきことを全力でやっていこうと思います。

 

参考(レビュー)した本

↓↓

 

 

 

 

 

 

PS..

バルミューダのレビューをしていたら、欲しくなって
気がついたらトースターを買っちゃいました。。
 
 
届いたら随時、ブログでアップデートしていきますね。
 

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僕は土木作業員を退職後、海外に逃亡して
その後、カメラ転売に出会って独立起業しました。

現在は、独立10年 法人5期目の一人社長として活躍中。

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